JellyFisher!

藍月なくるのファンブログです。

Day 1. これくらいで


JellyFisher について

このブログは、藍月なくるの歌についてただ書き連ねるだけのブログです。 あくまで個人的な感想を書いているだけなので、間違ったことも書きます。

『これくらいで』

引き込む曲

私は藍月なくるの歌が好きなわけですが、どこに魅力があるのかと聞かれると、実際どこに魅力を感じているのか自分でもよくわかりません。もしかしたら、曲を聴き続けているから体に馴染んで心地よく感じるようになっただけかもしれません。しかしながら、そこにハマるきっかけはあるわけで、自分にとってのそのきっかけが『これくらいで』という曲です。

この曲はしっかりと藍月なくるを引き出している歌で、多くの人がこの曲から入ったのではないでしょうか。この曲が公開された当時の藍月なくるの基本的な活動場所はおそらく音ゲーの楽曲提供だと思います。それに対して『これくらいで』は、数少ないノベルゲームソングとして藍月なくるが歌った曲となりました。普段とは客層が違うであろうところに、才能あふれる作曲者である堀江翔太により力強い土台が作られたことで、多くの新規層を引き寄せることになったと思います。

非常に綺麗な歌で、同人ソング寄りの曲を聴き慣れていない方でも入りやすく、藍月なくるの導入曲として最適なものだと思います。私自身もこの曲が導入となったこともあり、最初の記事で紹介させていただきます。

(この記事が一番長くなるかもしれません。)

この曲と藍月なくるのシナジー

では、この曲について魅力を少し書きます。

まず、作詞作曲が素晴らしいということは言うまでもないです。ジャンルとしては、純愛系の歌となっています。夫婦の愛情のようなものを感じる歌詞と、落ち着いた雰囲気の曲調により、非常に聴いていて心地が良いです。

そして、こういった歌は藍月なくるの歌声にマッチしています。声色としてはかわいい系だと思うのですが、歌声はキレイでやさしい印象が強いです。非常にマッチしていると思いませんか。歌詞に合っていることは言うまでもないです。 また、落ち着いた雰囲気は藍月なくるの表現力を引き出します。彼女は、特に最近の曲を聴くとわかりますが、曲に合わせて声色を変える等自分なりの表現を強く行う傾向にあります。ささやかな幸せの積み重ねを表現するような曲のため、この曲においては、普段よりも優しい歌声を出しているような印象をうけます。これにより、力強い部分がはっきりと浮かび上がって、幸せで感情が込み上げてくるような表現が伝わるのです(本人にその意図があったかはわからないが...)。こういった幸せが込み上げるような表現は、藍月なくるの歌では珍しいと思うので、この曲を聴くときはぜひ注意して聴いていただきたいです。

さらに、音楽としてのシナジーがいくつかあります。1つは藍月なくるの歌声は、ピアノで言うスタッカートが効いたような力強いストリングスの音との相性が非常にいいです(音楽に詳しくないので、これをなんと言うのかわかりません)。『秒針とソーダフロート』などを聴いても感じ取れると思います。藍月なくるは、LiSAなどで見られる楽器のような力強い表現をあまりしません(声のタイプ的に難しいと思います)。むしろ平坦な歌声における心地よさが彼女の魅力の1つといっても良いでしょう。そこで、彼女のキレイで優しい歌声に合っていて、かつ力強い表現ができるストリングスが映えるというわけです。これはテキトーな推測なので、正しいのかはわかりません。もう1つは、この曲がロングトーンよりむしろ短い音を多く含んでいるという点です。藍月なくるは、この曲では少し感じづらいですが、短い音の中に細かいビブラートを入れる歌い方をすることが多いです。そのため、こういった短い音が多く入った曲は藍月なくるの魅力を1つ引き出すことになります。

パッと思ったのは、このぐらいでしょうか。当然、言語化できてないだけで、この歌の良さは他にも色々あると思います。

最後に

そういうわけで、『これくらいで』は藍月なくるの代表曲と言ってもいいほど彼女に合っていると思います。 堀江翔太は藍月なくるを活かすのが上手い気がするので、ぜひまたこのコラボを聞いてみたいものです。